紫がかったルビーレッド色。印象深く調和のとれた心地よい香り。
チェリーとブラックチェリーにラズベリーの繊細な香りで新鮮な赤い果実が思い浮かびます。
果実そのもののフレッシュさを残すためステンレスタンク熟成を選択、
メルローの上品なきめ細かさがあり、飲むシーンを選ばない親しみやすい味わい。

＜フリウリのメルロー＞
カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランと並び、最も有名なボルドー原産の国際品種メルロー。
イタリアに入ってきたのは1880年、最初にフリウリで、次いでヴェネトに広まりました。
フリウリの土地とメルローの相性はよく、優れた産地となっています。

■畑情報
ブドウは1976〜1996年に植樹。
畑は草が多く自然に近い状況に。無灌漑農法を採用。

■醸造法
ブドウは手摘み収穫。厳選した果実のみ使用。除梗後26〜27℃の温度を保ち18日間の発酵。
1日2〜3回のポンプオーバーと1〜2回のデレスタージュを実施。
ステンレスタンクで2年間の熟成。

飲み頃温度は16〜18℃。

ローストビーフ、茹で肉、赤身肉、ロースト料理。鶏肉やウサギの煮込みとも。
チーズは熟成したものがおすすめ。

■グリッロ・イオーレ（Grillo iole）
1973年創業、イタリア フリウリ＝ヴェネツィア・ジュリア州のコッリ・オリエンターリ、プレポット村にある家族経営ワイナリー。スロヴァキアとの国境に近い広陵地で畑面積は9ha。ワインの年間生産数は約 40,000 本。近年は土着品種を使用した地ワインに特に力を入れています。
親しい友人と楽しむワインを造りたいと1haの畑を購入して始まったグリッロ・イオーレ、現在は生物学者の娘アンナと孫マッティオが引き継いでいます。環境のバランスを損なわないこと、この地で働き暮らす人々の幸せを守ること、ワインに不要な残留物を残さないことなどの明確な目標を掲げ、今も昔から変わらない「みんなで楽しむ美味しいワインを」をビジョンにワイン造りを続けています。
グリッロ・イオーレ公式ホームページ（イタリア語）


(現当主アンナとその息子マッティオ）