トゥーレーヌ・シュナンソーは2011年に認定されたアペラシオンです。
シェール川に面した斜面の高地に位置する区画で、凝縮感のある果実味が楽しめます。
気候の恩恵を受け、美しく熟したブドウ。ルノディーはブドウ個性を際立てワイナリー最高峰のワインを創造します。

シェール峡谷の丘陵地の厳選されたブドウによる鮮やかで深みのある紫色。
ブラックチェリーのコンポートやブラックカラントなどの黒系果実の熟した香り。
リコリスやミントなどの爽やかな香りも。
様々な要素が組み合わさり複雑で深い魅力が備わります。
ブドウ由来の魅力を十分に伝えるため、熟成には樽をあえて不使用。
しなやかでシルキー、丸みのあるタンニンがリッチ。
優れた長期熟成ポテンシャルとエレガンスを感じさせる、ロワール発、ガストロノミーワイン。

コット、カベルネ・フラン、両品種はともに完熟を待って収穫。徹底した除梗を行います。
マセレーション（果皮浸漬）、カルボニック・マセレーション（二酸化炭素を充填した密閉タンクでの細胞内発酵）、
ミクロ・オキシジェナシオン（微量な酸素供給で樽熟成のようなゆるやかな酸化を促す方法）は一切行いません。
2つのブドウ品種を伝統的な方法で別々に醸造してブレンド。
6ヶ月寝かすと見事に調和し澄んだワインが完成します。

飲み頃温度は16〜18℃。
長期保存にも向いており、リリース後6〜8年は品質が保たれます。

ローストした牛肉やチーズとよく合います。赤身肉、仔牛のほほ肉、ジビエとも。

・Concours des Ligers 2022（リジェ・コンクール）にて銀賞受賞
・Concours des Ligers 2020 にて金賞受賞
・Concours des Ligers 2019 にて銀賞受賞
・Général Agricole 2017（フランス全国農業コンクール※農業省が創設した品評会）にて銅賞受賞
・Général Agricole 2016 にて銀賞受賞

■ドメーヌ・ド・ラ・ルノディー（Domaine de la Renaudie）
AOPトゥーレーヌに13ha、AOPトゥーレーヌ・シュナンソーに17haの畑を有する家族経営のワイナリー。
小石で表面をおおわれた珪質粘土質の土壌は日中は太陽の熱を捕らえ、夜間に放出します。
大陸性の傾向を持つ温暖な気候と相まって、ブドウの熟成に有利に働き、アロマたっぷりの果実を収穫できます。
農業省が認定する環境認証「Terra Vitis」に沿った生産を行っており、
天然資源の保護はもちろん労働者、ワインを飲む人すべての健康への配慮も欠かせません。
ロワール渓谷のテロワールを生かし、そこの人の努力が加わることで豊かで丸みがあり、
力強くも優雅さに満ちたワインが完成します。
ドメーヌ・ド・ラ・ルノディー公式ホームページ


(写真はルノディーファミリー）