ドメーヌ・ラウル・ゴートランの一級畑「モンマン」は樹齢40〜50年の３つの区画です。
キンメリジャン土壌ですが泥を多く含むため、濃縮された香りを放つブドウが育ちます。
ユニークなテロワールを生かすべく熟成には大型のコンクリートエッグを使用。
1700Lも入るコンクリートエッグは独特の形状で、空気を含みながら果汁はゆっくりと対流し
ワインはブドウの性質どおりの丸みを帯びた仕上がりになります。
ただしシャブリらしいキリッとした印象を残すため、発酵はステンレスタンクで。
味わいを正確にイメージし、確かなものに仕上げる職人の腕を感じる一本です。

澄んだイエロー。華やかでミネラル感のあるレモンのような香り。
芳醇でやわらかな口当たりに始まり、口の中でもフレッシュさが続きます。
フルボディでダイナミック、パワフルな味わいです。

■畑情報
標高100〜250ｍ。セラン側左岸。三大プルミエクリュ（モンマン、ヴァイヨン、コート・ド・レシェ）のひとつ。
日照に恵まれるがやや涼しい。泥を比較的多く含むキンメリジャン土壌。
樹齢は40〜50年。
■醸造法
ステンレスタンクで発酵、コンクリートエッグで熟成。シュール・リー。年間生産本数10000本

飲み頃温度は10〜12℃。

牡蠣のクリームグラタン、豚肉、脂ののった魚、シーフード。

ジルベール＆ガイヤール ガイド誌2015　89点獲得
「フローラルでレモンの香りにミネラルの背景を組み合わせた魅力的な香り。フルでダイナミックなスタイル」

■ドメーヌ・ラウル・ゴートラン・エ・フィス（Domaine Raoul Gautherin et fils）
1585年創業。ゴードラン家はシャブリ地区の中で一番古いファミリーだそう。歴史と伝統を胸に、真摯なワイン造りをおこなう家族経営の老舗ワイナリーです。ブドウ畑の総面積は17haと比較的小さいものの、格付けランク最特級のグランクリュ畑と一級プルミエクリュ畑をそれぞれ３つずつ所有しています。代々受け継ぎ、耕し守ってきたブドウ畑を誇りにそれぞれのテロワールをいかすべく伝統的な醸造方法で、その年その土地ごとのシャブリの品質向上を追求しています。
ドメーヌ・ラウル・ゴートラン・エ・フィス公式ホームページ


（現当主アラン・ゴートランと14代目となる息子のエイドリアン）